モデルルーム見学攻略法
02.モデルルームってどんなところ？

住まいサーフィン活用術

02.モデルルームってどんなところ？

初めてモデルルームに行くという人は、そこがどんな場所だと想像しているでしょうか。たくさんのモデルルームがあって、その中から希望の間取りを選ぶ―そんな風にイメージしているとしたら、想像とのギャップに何だかよくわからないまま見学を終えてしまうかもしれませんね。そうならないためにも、しっかりと予習をして心の準備をしておきましょう。そして、モデルルームの楽しみ方のひとつをお伝えしますので、是非参考にしていただけたらと思います。

モデルルームは想像力をふくらませるところ！

ご存知のように、マンションには様々なタイプと広さの部屋があり、残念ながらその全てをモデルルームとして再現するのは難しいというのが現実です。
モデルルームにあるのは、そのマンションで一番部屋数の多い、一般的なタイプの部屋がひとつ、大規模マンションでも2つか3つ再現されているだけです。通常は、3～4人家族が住むことを想定した70m2台の3LDKが基本。それに加え、大きな規模のマンションでは、50m2台の1LDK やゆったりタイプの80m2台のモデルルームが用意されているケースが多いようです。あなたが希望するズバリの部屋タイプがそこにあれば、それはとてもラッキーですが、違うこともあるでしょう。
「じゃぁ、自分の希望する部屋タイプがなかったときはどうするの？」と思いますよね。その答えは、「想像力を働かせ、イメージをふくらませて楽しんでください！」ということになります。

希望する部屋のスケール感を把握！

「想像力と言われても…」と戸惑うかもしれません。確かにそれは、モデルルームデビューのあなたにとってはちょっと難しいと感じるかもしれません。でも、これはちょっとしたコツと経験を重ねればそんなに難しいことではなくなりますよ。というか、むしろクセになるくらい楽しいものです☆
例えば、あなたの希望が1LDKの部屋で、3LDKタイプのモデルルームしかなかった場合、営業担当者に「1LDKの場合はどのくらいのスペースになりますか？」と聞いてみましょう。「リビングはこの柱まで、もう一つの部屋はこのくらいの大きさです」などと教えてくれるはずです。メジャーを用意してその場で測らせてもらえば、より正確なスペースが体感できます。また、4LDK など広い部屋を希望している場合は、「この他に、このくらいの部屋がもう一つあると思ってください」などと説明されますから、だいたいのスペースはイメージできると思いますよ。
初めてモデルルームに行く人で、そのマンションの部屋タイプを全て把握している人は稀です。初めは細かなことを気にしすぎず、部屋数の希望くらいを決めておいて、そのスケール感をイメージできれば充分です。

インスピレーションを大切に！

そしてもう一つ、モデルルームは「オプション」と言われる機能で満たされ、大変豪華な造りになっていることも忘れてはいけません。壁紙やキッチンの設備など、標準仕様とは異なる場合が多く、「これじゃ、私たちが住むことになる部屋がわからない！」と思うかもしれないですね。ですが、ここは売主が夢を提供する場所。できるだけ恰好よく見せたいと考えるのも無理はありません。
ですから、ここではステキな家具と設備の整った部屋を見て、自分の理想の部屋をイメージするようにしてみてください。最新設備が揃い、グレードアップした自分の部屋を想像すれば、自然にテンションが上がりますよね？
そして、この時ビビッときて「こんな部屋に住みたい！」「もっとこのマンションのことを知りたい！」と思ったら、2回目はもう少し冷静になって自分の希望する部屋のリアルな広さやスペックを確認しましょう。そう、モデルルームの見学は一度で終わりではありません。ご縁があって商談が続けば、2回、3回と足を運ぶことになるのです。そして、商談の際には担当者に「もう一度モデルルームを見学したい」と申し出ることをおススメします。行けば行くほど、必ず新しい発見があるはずですから。あなたにとってここはもう一度訪れたくなるモデルルームですか？　実はそのファーストインプレッションこそが最も大事なんです！

価格表をもらって、理想の部屋の復習を！

ほかにモデルルームに行かないとできないこと、それは「価格表」を受け取ることです。通常、ホームページなどに細かな価格表は出ていません。特に販売開始直後のものは、価格未定になっているはず。自分の希望する部屋が予算内なのかどうかを知ることができるので、これはとても重要な情報です。ほかにも、詳しい図面や共有施設などの情報が入った資料、近隣のレストランやショッピング情報が載った「街ガイド」などをもらうこともできます。
家に帰ったら資料を開き、もう一度あなたの理想の部屋のイメージや住環境を思い描いてみてください。これで一歩、マンション購入の夢に近づきましたね！