第3回 マンション購入に対する意識調査の公表
目次
- 価格を理由に物件購入諦めた経験、8割
- 1年後の価格変化については「下がる」との予測が大幅に増加
不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ株式会社(現:スタイルアクト株式会社・東京都中央区・代表取締役:沖有人)は、マンション購入検討者の意識調査を行ったので公表する。供給者側の分譲価格・初月契約率・在庫数については公表されているものがあるので、弊社は購入者側の価格に対する意識・価格弾力性・商品選択の優先順位を中心に、四半期ごとに定期的に調査を行い、消費者心理を時系列比較しており、今回が3回目となる。
自社インターネットサイト「住まいサーフィン」モニターに登録された会員に対し、 直近3ヶ月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある方のみを対象としてマンション購入に対するアンケートを実施した。
- 実施時期
- 2008/10/03~2008/10/08
- 調査対象者
- 住まいサーフィンの会員
- 有効回答数
- 197
今回の調査では、4月、7月調査時に比べ、今回の10月調査では現在の物件の価格水準を「高い」と感じている層が増加し、購入意欲も低下している。
「購入したいと思った物件がない」との回答が4.9ポイント増加し、価格を理由に諦めた経験も8割と高止まりしている。諦めた物件を「価格下落率20%以上で再検討」との回答も前回の7月調査時より+5.6ポイントとなった。
また、世界的な経済不況や日本の景気後退など経済状況の悪化から、 1年後の価格変化については「下がる」との予測が大幅に増加し、7割弱を占めた(7月調査時より+20.8ポイント)。
今回の調査では消費者が物件価格に対してシビアになっており、購入マインドが冷え込んでいる状況が明らかになった。
現在の物件の購入価格への意識
あきらめた物件数・再度検討する価格下落率
購入したい物件数が減少し、価格の高さを理由に諦める率も高止まりしており、依然として販売には深刻な状況が続いている。
7月調査時からは+5.6ポイント、4月調査時からは+10ポイントと拡大している。
消費者は物件の価格水準に対してより一層シビアになっている。
絶対購入しないマンションの条件
上位3位は
「駅から徒歩15分以上もしくはバス便」
「工場や道路に接するなど生活環境が悪い」
「スーパーなどが遠く利便性が悪い」
日常生活を送るうえで不便さを感じる、ストレスを感じる物件が敬遠される傾向は今までと変わらない。
1年後の住宅価格の変化
スタイルアクト株式会社
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