第9回 マンション購入に対する意識調査の公表
目次
- 1年後の住宅価格「上がる」が本調査開始以来初めて「下がる」を上回り、価格の先安感が薄れる
- 価格上昇懸念に伴い「今が買い時」との回答が6割超に達し、消費者の購入マインドは回復している
- 中古マンションを同時検討する割合は2年前に比べて20ポイント増加、新築供給減で選択肢を広げる傾向に
不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ株式会社(現:スタイルアクト株式会社・東京都中央区・代表取締役:沖有人)は、マンション購入検討者の定例意識調査を行ったので公表する。供給者側の分譲価格・初月契約率・在庫数については公表されているものがあるので、弊社は購入者側の価格に対する意識・価格弾力性・商品選択の優先順位を中心に、四半期ごとに定期的に調査を行い、購入検討者心理を時系列比較しており、今回が9回目となる。
自社インターネットサイト「住まいサーフィン」モニターに登録された会員に対し、 直近3ヶ月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある方のみを対象として、マンション購入に対するアンケートを実施した。
- 実施時期
- 2010/04/02~2010/04/06
- 調査対象者
- 住まいサーフィンの会員
- 有効回答数
- 147
今回の調査では、1年後の住宅価格が「上がる」(31%)との回答が、本調査開始以来初めて「下がる」(29%)を上回った。
価格下落の一服感を消費者は敏感に感じ取っている。現在の物件価格については「どちらでもない(高いとも安いとも思わない)」が5割で最も多い状態が続く。価格を適正だと評価する層が多いこと、住宅価格の上昇を予測する割合が増加したことにより、「今が買い時」との回答が全体の63%に達している。購入したいと思った物件数が1件以上との回答も微増し、消費者の購入マインドが回復基調にあるといえる。しかしながら新築物件の供給数が少ないことから、中古マンションを同時に検討する割合は増加している(2年前の第1回調査に比べ20ポイント増加)。買い時感の高まりから供給の少ない新築物件だけに留まらず、選択肢を広げて検討する姿が明らかになっている。
1年後の住宅価格の変化
現在の物件の購入価格への意識
今は、マンション買い時か
購入したい物件数
新築マンション以外に購入検討している住居種別
スタイルアクト株式会社
ITコンサルティング事業部
TEL:03-5537-6333 FAX:03-5537-6334
E-mail:pr@styleact.co.jp
※ユーザーの方は、こちらからお問い合わせください