売主別住み心地満足度調査ランキング2010
目次
- ランキングが最も高いのは、野村不動産
- 居住者が重視している項目は高いほうから順に「住戸環境」「立地」「住戸設計」
- 管理会社のやる気が高いほど他者への推薦度が高くなる傾向
不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ株式会社(東京都千代田区・代表取締役:沖有人)は、マンション入居者への住み心地満足度調査を行ったので公表する。
自社が運営する分譲マンション購入者向けサイト「住まいサーフィン」にて、既にマンションを購入し入居している方を対象に、マンションの住み心地、企画に関する満足度調査をネットアンケートにて行った。本調査は2009年から実施しており、今年で2年目となる。
- 実施時期
- 2010/08/16~2010/08/24
- 調査対象者
- 住まいサーフィンの会員
- 有効回答数
- 755 (サンプル数が15件以上の売主のみをランキング対象とした)
住み心地満足度全体ランキング
売主別に顧客満足度を集計し、ランキングが最も高いのは、野村不動産となった。
調査は(1)住み心地に対する満足度、(2)購入マンションの総合満足度、(3)知り合いに薦めたいかの3つに分かれ、(1)はどの項目を重視するかを聞くことで加重配点し、(1)と(2)と(3)との合算平均値が高い順でランキングした。
(1)の重点項目では住戸環境(住戸内の採光、通風、遮音性、断熱性、結露)を最も重要視(29%)しており、これに立地(通勤・通学・買い物・学校・病院・公園など、住んでいる街や駅など立地条件)が28%、住戸設計(間取りや空間は気持ちよく過ごせる設計か)が27%で続く。
今回の満足度を(A)物件のハード面に関する居住者評価と位置づけ、先般公表した(B)管理会社評価ランキングを居住後のソフト面の評価とし、グループごとに満足度を比較したところ、管理会社調査ランキング結果と今回の売主別満足度ランキング結果では1位、2位、3位はグループが一致する。1位は野村不動産グループ、2位は住友不動産グループ、3位は三井不動産グループであり、マンション専業ではなく総合デベロッパーが上位3位にランクインしている。
今回の調査はマンションのハード面を居住する中でどのように評価しているかを確認するもので、住み心地満足度で1位、マンション全体満足度、売主推奨度が3位以内の野村不動産が総合満足度で1位となった。2位は住友不動産、3位は三井不動産レジデンシャルが続く。
評価項目別ランキング
バリューチェーン:売主別総合満足度×管理会社満足度
マンション総合ランキング、管理会社ランキングの両方でランクインした企業のみでグループ集計を実施
そのためマンション総合ランキング7位のオリックス不動産、管理会社ランキング7位の長谷工コミュニティは掲載していない
1:大和ライフネクストは現在大和ハウスグループであるが旧コスモスライフのため、ここではコスモスイニシアグループと表記
2:三菱地所、藤和不動産は管理会社を統合させているので合計点の高いほうを採用
調査票の設問内容
Q1. | 『専有部の住戸設計』について伺います。 |
Q2. | 『専有部の住戸環境』について伺います。 |
Q3. | 『専有部の設備水準』について伺います。 |
Q4. | 『建物の耐震性・構造』について伺います。 |
Q5. | 『建物の共用部』について伺います。 |
Q6. | 『建物の立地』について伺います。 |
Q7. | あなたにとっての優先度をお答えください 住戸設計/住戸環境/設備水準/耐震性/共用部/立地 |
Q8. | 上記の売主を知り合いに薦めたいと思いますか。 薦めたい / どちらかというと薦めたい / どちらでもない / どちらかというと薦めたくない / 薦めたくない |
Q9. | 総合的に考えて、購入したマンションの満足度はどの程度ですか。 (Q1と同じ選択肢) |
スタイルアクト株式会社
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