売主別住み心地満足度調査ランキング2012
目次
- 総合満足度1位は、4年連続で野村不動産だった
- 耐震性への安心が最も総合満足度への評価に寄与している
不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ株式会社(東京都千代田区・代表取締役:沖有人)は、マンション入居者への住み心地満足度調査を行ったのでこれを公表する。
自社が運営する分譲マンション購入者向けサイト「住まいサーフィン」にて、既にマンションを購入し入居している方を対象に、マンションの住み心地に関する満足度調査をネットアンケートにて行った。本調査は2009年から実施しており、今年で4年目となる。
調査項目は昨年同様に(1)住み心地に対する満足度(2)知り合いに薦めたいか(3)購入マンションの総合満足度の3つに分け、(1)はどの項目を重視するかをもとに加重配点し住み心地満足度を算出。総合満足度は(1)~(3)の平均値の順番で算出した。
- 実施時期
- 2012/8/9~8/11、8/23~9/3
- 調査対象者
- 住まいサーフィンの会員
- 有効回答数
- 820 (サンプル数が15件以上の売主のみをランキング対象とした)
住み心地満足度全体ランキング
総合満足度の評価が高い順位は、野村不動産(1位)→三井不動産レジデンシャル(2位)→オリックス不動産(※)となった(図1:カッコ内は昨年順位、※事例数13件のためランキング対象外)。
総合満足度1位の野村不動産は総じて高評価を獲得し、特に「推奨度」は1位だった。(図1)
なお満足度に寄与する項目の相関を分析。総合満足度の高さには耐震性が最も相関していることから、大震災以降、居住の安全性に根差した安心が重要視されていることが伺える。(図2) このため、売主・管理会社は、震災前の準備と震災直後の対応などで差別化をはかりやすく、顧客満足度に寄与するチャンスがあると想定される。
ランキング対象はサンプル数20件以上の売主、サンプル数10件以上は参考値として表示
各項目の得点は回答結果を100点満点で換算した結果
住み心地満足度は、Q1~Q6の質問に対する5段階評価に、項目別評価の優先度を加味し100点満点で換算した結果
三菱地所レジデンスは旧三菱地所、旧藤和不動産の回答を合算、大京は旧扶桑レクセルの回答を合算
満足度の高さに影響する専有・共用項目
参考:売主別住み心地満足度調査 アンケートの質問内容
Q1A. 『専有部の住戸設計』間取りや空間は気持ちよく過ごせる設計ですか。収納スペースの使い勝手も含めてお答えください。
Q1B.『専有部の住戸環境』住戸内において採光・通風・遮音性・断熱性・結露の程度はいかがですか。
Q1C.『専有部の設備水準』機能面は使いやすいですか。設置設備の必要性に過不足がないかも含めてお答えください。
Q1D.『建物の耐震性・構造』これまでに起こった問題や経験から、今後も安心できるかどうかを含めお答え下さい。
Q1E.『建物の共用部』セキュリティ水準・エレベータ台数・駐車場台数・敷地内共用設備・配棟などプランニングはいかがですか。
Q1F.『建物の立地』通勤・通学・買い物・学校・病院・公園など、住んでいる街や駅など立地条件はいかがですか。
Q2.あなたにとっての優先度をお答えください。<住戸設計/住戸環境/設備水準/耐震性/共用部/立地>
※スコア算出方法:Q1A~Fはそれぞれ加重平均によりスコア化し、各スコアをQ2の優先度の結果をもとに加重配点
<推奨度>
Q3.売主を知り合い薦めたいと思いますか。
※スコア算出方法:Q3を加重平均によりスコア化
<マンション満足度>
Q4.総合的に考えて、購入したマンションの満足度はどの程度ですか。
※スコア算出方法:Q4を加重平均によりスコア化
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