外国人への業務委任 決め手は管理会社への「満足度」
マンション居住者の外国人管理員に対する意識調査
目次
要旨
- 管理会社への「満足度」が高まると外国人管理員への委任意向も高まるが、室内への立ち入りには未だ抵抗感あり
- 外国人管理員の「業務遂行力」に期待の一方、「トラブル時などの対応力」や「ホスピタリティ力」に不安
- 「清掃業務」では、AI・ロボットのほうが外国人管理員よりも委任意向が高い
調査概要
分譲マンション購入・売却検討者23万人を有するマンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/)は、マンション居住者に対し、外国人管理員に対する意識調査を行いました。
今回の調査では、「外国人管理員への“マンション管理業務”に対する委任意向」、「外国人管理員とAI・ロボットへの“清掃業務”に対する委任意向」、「外国人管理員に期待すること、不安なこと」について聞きました。
調査結果
管理会社への「満足度」が高まると外国人管理員への委任意向も高まる
管理会社への「満足度」が高いほど、外国人管理員への委任意向が高いことが分かりました(図表1)。これは満足度が高いほどマンション管理会社への「信頼」が高まり、外国人管理員になっても業務レベルが維持されるという期待につながっているためと考えられます。
マンション管理業務の中でも「清掃業務」では委任意向が高い一方、「居住者の室内で行う業務」では全体的に外国人管理員に任せることへの抵抗感は未だに高く、特にマンション管理会社への不満層ではより委任意向が低くなっています。
外国人管理員の「業務遂行力」に期待の一方、「トラブル時などの対応力」や「ホスピタリティ力」に不安
外国人管理員に期待することは「業務遂行力」です(図表2)。一方、不安を感じることは「トラブル時などの対応力」、「ホスピタリティ力」となりました。
人手不足や高齢化が進む中、外国人管理員がマンション管理業務の遂行力向上につながるという意見も多くみられる中、ホスピタリティやトラブル対応力へ懸念が挙げられました。
「清掃業務」では、AI・ロボットのほうが外国人管理員よりも委任意向が高い
「清掃業務」の委任意向をDI(※2)で比較すると、外国人管理員への委任意向が52.2、AI・ロボットへの委任意向が66.9となり、AI・ロボットへの委任意向のほうが高くなりました(図表3)。「清掃業務」に関しては、AI・ロボットのほうが抵抗感は少なく、任せやすいことが伺えます。
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