第37回 マンション購入に対する意識調査の公表
目次
- 買い時DIは-29.0ポイントと、過去最低値に。買い時感が低迷している。
- 購入検討者のマンション価格予測、1年後「上がる」が前回より大幅減少。
不動産ビッグデータでビジネス展開するスタイルアクト株式会社(東京都中央区・代表取締役:沖有人)は、自社が運営する「住まいサーフィン」にて、マンション購入検討者の定例意識調査を行なったので公表する。供給者側の分譲価格・初月契約率・在庫数は公表されているものがあるため、弊社は購入検討者の心理を四半期単位で時系列比較している。(第1回は2008年4月、今回で37回目)
自社インターネットサイト「住まいサーフィン」の登録会員に対し、直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある方のみを対象とし、マンション購入に対するアンケートを実施した。
- 実施時期
- 2017/04/01~2017/04/04
- 調査対象者
- 住まいサーフィンの会員
- 有効回答数
- 124
今回の調査では、マンションの買い時DI(※1)は-29.0ポイントと過去最低値となった。前回(2017年1月)調査時から12.4ポイント減少し、第31回調査(2015年10月)以降、買い時DIはマイナス水準で推移している。回答分布を見ると、「買い時である」が1割、「どちらでもない」と「買い時ではない」がそれぞれ4割強。主な理由として、「買い時である」と回答した人は住宅ローン金利の低さを、「買い時ではない」と回答した人はマンション価格の高さを挙げている。
現在のマンション価格について「高い(購入を諦めるほど+ためらうほど)」と回答した人は66.1%。「高い」との回答は第30回調査(2015年7月)以降、6割を超え続けている。1年後のマンション価格は「横ばい」との予測が前回(2017年1月)調査時より増加し、半数近くに達した。マンション価格が「上がる」との予測は前回(2017年1月)調査時より17ポイントも減少し、24%に。一方で、「下がる」との予測は29%に増加し、直近5年間で最高値となった。マンション価格「下落予測」が「上昇予測」を上回ったことから、購入検討者の意識が転換点を迎えた可能性がある。
1 買い時DI : 「買い時だと思う」の数値から「買い時だと思わない」の数値を差し引いて算出した値。
当資料は弊社Webサイトでも公開いたします。
買い時だと思うか
1 買い時DI : 「買い時だと思う」の数値から「買い時だと思わない」の数値を差し引いて算出した値。
現在のマンション価格への意識
1年後の価格変化
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